
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚くお礼申しあげます。ここに日機装グループの平成24年3月期(第71期)上半期の事業概況をご報告いたします。

平成23年9月
LEWA社との戦略的事業展開、航空機部品製造の海外展開など、グローバル戦略の推進を中心とした中期的な経営課題に取り組み、さらなる成長をめざします。
第71期上半期決算のポイント
- インダストリアル事業を中心に業績伸長。受注高・売上高・営業利益・経常利益は対前年同期比プラス。
- 円高と株価低迷が経常利益・四半期純利益に影響。
当上半期の業績について
当上半期の業績は、受注高は459億円、売上高は430億円、営業利益は23億円、経常利益は12億円、四半期純利益は4億円となりました。前年同期比で増収、営業利益、経常利益では増益となりましたが、四半期純利益は減益となりました。
国内での透析装置の販売は、新製品の本格的市場投入を控えて厳しい状況が続いた一方、リーマンショック後の景気低迷からの回復基調が鮮明となり、特に海外のエネルギー関連向けポンプの需要が増大し、LEWAグループの受注が順調に推移するなど、インダストリアル事業を中心に業績が伸長しました。
全体として、足元の事業は順調に推移しており、経済環境などの動向を十分に配慮しながら、中期的な課題を着実に遂行してまいります。
中期的な経営課題について
1. LEWA社との戦略的事業展開
昨年、ポンプ製品の海外事業推進拠点をドイツのLEWA本社内に移管し、海外エリアの地域体制を整備して、世界に広がる同社の生産・販売拠点を活用するとともに、東村山製作所を日本市場向けの製品開発・製造拠点と位置付けました。この方針に基づき、北米拠点の統合に続き、アジア市場においても具体的な検討を開始しました。さらに、一部重複していた往復動ポンプのラインアップのLEWA社製品への統合を進めるため、日本市場向けの製品の開発・生産体制の構築に着手しました。LEWA社を含めたオール日機装としての事業展開に向けた議論をさらに進め、真の統合へ向けた取り組みを築くことによって、LEWA社買収の狙いどおりの成果を達成できるものと考えております。
2. 新型透析装置の販売開始
本年6月、新型の自動化対応多用途透析装置の製造認可を取得し、販売を開始しました。医療機関の業務省力化とコスト削減に貢献するとともに、質の高い透析を可能にする日機装ならではの数々の機能を搭載しております。今後も、お客様の真のニーズにお応えできる製品の開発を進め、透析装置のトップメーカーとしての責任を果たしてまいります。
3. 航空機部品製造の海外展開
当上半期に、米国の大手ナセルメーカーとの間で、新たに次世代民間航空機向け炭素繊維複合材製大型部品の長期供給契約を締結したことに伴い、ベトナムのハノイ工場の拡張工事に着手しました。これを早期に完成させ、為替リスクの回避と価格競争力のある生産体制の構築を実現し、さらなる業績の拡大に努めてまいります。
4.「粉体計測機器の総合メーカー」へ
本年11月、粉粒体物性評価の比表面積測定において日本市場でトップクラスの日本ベル株式会社を買収いたしました。従来の粒子径(粒度分布)測定分野に加えて比表面積測定分野の製品もラインアップに加えることで、世界でも数少ない「粉体計測機器の総合メーカー」として、お客様のニーズに幅広くお応えする体制が整いました。今後は、両社の強みを増幅させながら、国内はもとより海外での拡販に向け、加速してまいります。
当社グループは、これらの中期的な経営課題への取り組みを加速させております。株主の皆様におかれましては、より一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。



















