日機装に入社した理由

高い技術力と安定した経営基盤に
魅力を感じました

大学では機械工学について学びましたが、私自身は開発や研究よりも、対話やプレゼンテーションなどで自分の考えを相手にアピールすることのほうが得意だと感じていたため、将来は“技術にも精通したセールスマン”を目指していました。日機装の存在を知ったのは、就職活動で医療機器メーカーについて調べていた時でした。最初に目を引いたのは幅広い事業で独創的な製品を生み出していることでしたが、さらに各分野でトップシェアを誇る企業と分かり、その高い技術力と安定した経営基盤に魅力を感じました。

採用選考では、ポンプを扱うインダストリアル事業部を志望しました。その理由は、エネルギーや石油化学、食品など、私たちの生活の基盤となる産業に深く関わる分野であること。また、高い技術力と信頼性が求められるポンプ業界は新規参入が難しく、将来にわたって安定した業界だと考えたからです。そして、選考中に接した先輩社員の人柄や工場見学での印象などから、「親切で優しい人が多く、働きやすい環境が整っている」と感じたため、入社を決めました。

私の仕事

技術指導員として現場をリードしつつ、
ポンプの最適化を図ります

現在はポンプのメンテナンスや修理、試運転などを担当するアフターセールス部に所属し、液化天然ガス(LNG)を送液する「クライオジェニックポンプ」を担当しています。実際の業務では、技術指導員として国内外の工場やプラントに赴いて現場をまとめ、平均1~2週間という限られた期間のなかで、ポンプの取り外しから分解、点検整備、組み立て、設置、試運転までを完了させます。

案件を任せてもらえるようになった当初は、親ほども年齢の離れたベテラン作業員に指示を出し、現場を取り仕切ることの難しさに戸惑いがありました。それでも、さまざまな現場で経験を重ね、自分の持ち味を活かした積極的なコミュニケーションに努めるうちに、少しずつ作業員との距離が縮まり、仕事の面白さも増していきました。メンテナンス業務は「機械を正常かつ安全に動くようにして当たり前」という役割ではありますが、最近ではお客様から直接、感謝の言葉をいただくこともあり、大きなやりがいにつながっています。

サービスエンジニアは、開発・設計を担うエンジニアとは異なり、現場の最前線で汗を流す職種です。その一方で、機械や電気に関する幅広い知識も求められるため、業務に関連するさまざまな資格取得に挑戦するなど、新しい知識を吸収するために日々勉強しています。そして、その際に活きてくるのが大学で身につけた機械工学に関する知識であり、これが私の強みの一つでもあると実感しています。

今後の目標、将来の夢

知識・技術・経験において
“世界レベル”を目指します

現在の目標は、“世界で通用するサービスエンジニア”になること。一口にクライオジェ ニックポンプといっても多種多様で、設置場所もさまざまです。特に海外では必要な機材が揃っていないなど、日本ほど作業環境が整っていません。また、慣れない土地で一人、日機装の看板を背負って働くこと、コミュニケーションの問題など、海外ならではの苦労があると聞きます。そうした厳しい環境での業務を経験し、柔軟な対応力を身につけていけば、サービスエンジニアとしてひと回り大きくなれるのではないかと期待しています。