POINT1 血液浄化ってどんな治療

血液を体の外にいったん取り出し(体外循環)、透析、濾過、吸着などにより、血液から病因物質を除去または電解質のバランスをとり、きれいになった血液を再び体の中に戻す療法です。

POINT2 アフェレシスってどんな治療

透析療法を除く体外循環治療はアフェレシスと呼ばれ、潰瘍性大腸炎、リウマチ、薬物中毒、敗血症、劇症肝炎などに対して行われることが多い治療です。
日機装は潰瘍性大腸炎を対象としたアフェレシス製品を開発し、欧州圏内で販売しています。

POINT3 潰瘍性大腸炎ってどんな病気

わたしたちの体は異物を認識すると、これを排除して体を守る免疫機能を備えています。これを自己免疫と言いますが、この機能が暴走し、自己を攻撃してしまうことがあります。この症状が大腸に特異的に発症する疾患が潰瘍性大腸炎です。潰瘍性大腸炎は日本では約18万人の患者様が患っています。欧米ではその10倍程度と言われています。潰瘍性大腸炎の明確な発生機序は明らかになっておりませんが、こうした自己免疫機能の異常がその原因のひとつと考えられています。自己免疫が大腸粘膜を攻撃して炎症を起こし、粘血便や下痢、腹痛などが起こります。ステロイド製剤や免疫調整剤による治療がまず行われますが、治療効果が認められない場合や、このような症状が一度よくなっても数ヶ月、数年後に再燃・悪化し、長期療養が必要となる場合もあります。
アフェレシスにより、こうした免疫物質を選択的に取り除くことで効果的に症状を改善することが期待できます。

POINT4 アフェレシス事業について

近年、こうした免疫機能が原因で起こる病気(自己免疫疾患)が世界的に増加し続けています。アフェレシスはその安全性や治療効果の高さから、日本を中心に欧州、アジアで注目されています。日機装は2011年に自社開発のアフェレシス製品を欧州で販売開始しました。今後は日本、アジア、アメリカへの参入も目指しています。