腎不全と他の疾患との関係 | 透析療法理解のために

腎不全と他の疾患との関係

糖尿病の合併症としての糖尿病性腎症

糖尿病は、インスリンの分泌異常や作用不足により、ブドウ糖の代謝が正常に行なわれなくなるために起こる病気です。この病気は、放っておくと血管や神経を蝕み、糖尿病性網膜症や神経障害を引き起こします。腎臓の糸球体に血管障害を起しますと、糖尿病性腎症となります。
糖尿病性腎症では、タンパク尿はみられますが、血尿はほとんどみられません。ネフローゼ(※)に似た症状を示し、さらに腎不全へとすすむことが多くみられます。

※ネフローゼ・・・・大量のたんぱくが尿に出てしまう病態

高血圧や高脂血症によって腎硬化症となる

腎硬化症とは、高血圧や高脂血症が原因で、腎血管の動脈硬化が起こり、腎臓の血流障害により機能が悪くなる状態をいいます。血圧を上げる要因の中に、塩分の摂りすぎがあります。塩分の摂取を適度に抑えることが、血圧を下げ、腎機能を悪化させないことになります。また、高脂血症も動脈硬化の要因ですから、脂質の摂取にも注意が必要となります。

痛風の腎障害(痛風腎)

痛風(高尿酸血症)は、血液中に尿酸が増加したために起こる病気で、足の親指の付け根などが、突然激しい痛みに襲われます。また、腎臓にも尿酸が沈着して腎障害(痛風腎)を起こすことがあります。この尿酸結晶の沈着が繰り返して起れば、徐々に慢性腎不全へと進んでいきます。


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